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2008年1月25日 (金)

バーゲンの季節

匠です。

先日のお客様との会話

匠    : 昨日はお電話が繋がりませんでしたが…

お客様 : ごめんなさい、バーゲンに行ってて電話に出れなかったの!70%offだったのよ!

匠    : そうでしたか、実は株式市場もバーゲンセールだったんですよ。こちらは高値から約20%off

お客様 : …

匠    : どうかされましたか?

お客様 : それって、私の持ってる株も20%off?

匠    : はい

お客様 : だめじゃない

(完全フィクションです)

バーゲンセールがあるのは、デパートだけじゃなく、株式市場も同じなんですね。

でも、それがいつあるかわからないからつらいんです。

バーゲンの前日に定価で買った時は少しへこむかも知れません。

でも、定価で買っても、バーゲンで買っても、気に入った品物(企業価値)は同じです。大事にしましょう。

注意しなければならないのは、世界の株式市場の中には同じ急落でも、バーゲン・セールではなく、閉店セールもあるかも知れないということです。

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2008年1月24日 (木)

2006年のデジャヴ?

匠です。

今週は、日本株はもとより、インド株式市場も急落して大変でした。

お客様も心配しているだろうと思いながら、多くの方にご連絡差し上げたのですが、意外に皆さん冷静でした。

そういえば、こんな事、前にもあったような気がします。

それは2006年6月、米国金利引上げに端を発した世界同時株安

インドSENSEX指数で12671(06.5.11)⇒8799(06.6.14)と▲30%のもの急落。

お客様の心配を何と言って解消すればいいのか…悩みながら電話して返ってきた言葉が

「匠さん、中長期的な上昇が期待できる代わりに、その過程で何回も急落は起きると言ってたじゃないですか」

確かに、インド株式のお話をする過程で、このことは何度も言ってきました。

お客様は真剣に匠の話を聞いていて、ちゃんと理解し覚えていてくれたんですね。

含み益が充分にあるという事もあるでしょうが、

“株価が暴落しても多くの上場企業は今日も昨日と同じように仕事をしている。その企業の価値は昨日と今日で変わりはない”

という証券分析の根本的な部分を理解してもらえているのかなと思います。

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2008年1月23日 (水)

デカップリング論(非連動性)は間違いか?

匠です。

ここ最近のインド・中国など新興国株式の下落で、デカップリング論(非連動性)は間違いという論調を耳にします。

ここでいうデカップリング論(非連動性)とは新興国の成長は米国景気に連動しないというものです。

昨年後半部分で先進国株式がサブプライム問題の重しで株価が軟調なのに比べ、新興国株式が堅調であることからこの説は都合よく使われていたように思います。

そして、今回の下落では、むしろ米国経済の悪化は新興諸国からの米国への輸出を減速させ、新興諸国の景気に悪影響
を与えるのではないか?との見方が高まったようです。

しかしこの話には3つの重要な視点が抜けていると匠は思います。

まず最初に、米国経済の悪化による影響はあるかないかの2者択一ではないということです。
影響の大きい国もあれば小さい国もある。影響ゼロという国は少ないでしょう。要は程度問題ということです。

次に、少し話はかぶりますが、新興国という分類の仕方です。『BRICs』という分類の仕方で語られる時も匠は異論を唱える事がありますが、新興国といってもそれぞれの経済環境は全く違うということです。

本日23日、日経金融新聞“急落インド株今後を読む”という記事の中でPCAアセットマネジメント投資部長のラマ・ラオ氏が興味深いデータについて語っています。

――米国経済が減速すれば、インド経済は打撃を受けないか。

 「日本ではインドは米国企業の情報技術(IT)分野などの外部委託が知られており、米国経済と連動すると思うかもしれない。ただ、国内総生産(GDP)に占める輸出の割合はインドは20%に満たない。100%を超えるマレーシアや70%程度のタイ、50%程度の中国と比べて低い。国際通貨基金(IMF)などによると、米国のGDPが1%下落しても、インドの経済成長率への影響はマイナス0.1%から0.2%にとどまるとの試算もあり、米経済への依存度は低いのが実体だ」

このように新興国という括りでなく国別に分析しないでデカップリング論を語っても意味はありません。

最後に、経済と金融を混同して考えている点です。

簡単にいうと、中国上海A株市場では、外国人は原則参加できませんので直接海外投資家が影響を及ぼすことはできません(心理的なものなどは別ですが)。
しかし、そこに上場している企業がグローバル経済に依存しているのであれば企業業績は影響を受けます。

逆にインド株式市場では、先ほど見たようにGDP比輸出比率が相対的に低い為、米国景気悪化による経済・企業収益への影響は限定的と思われます。
ただ、株式市場を見ると海外投資家の売買の影響は比較的大きいと思われます。

この3点から、デカップリング論(非連動性)というものがいかに大雑把な話かおわかりいただけるのではないでしょうか。

ということで、今回のインド株式の急落に関して匠の考えは以下の通りです。

インド経済において、サブプライム問題に端を発した世界景気悪化の影響は限定的で今後の企業業績も好調が予想される。
しかしながら、世界の株式市場で短期間に大幅な下落となった為、急遽資金手当て・利益確保に迫られた外人投資家がインド株式を売却に動いた。
その売りが、マーケットの不安を増幅、複雑系でいう超臨界状態となり(雪崩のようなもの)大幅に下落した。

つまり今回のインド株式の急落は、あくまで需給要因によるものであり、経済要因ではないと考えます。株価はいずれ経済ファンダメンタルズに沿った動きになると予想します。

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2008年1月18日 (金)

『だろう』運用の危険性

匠です。

ブルームバーグニュースによれば、本日18日(現地)ブッシュ大統領から景気刺激策の概要が発表されるとのことで、内容としては、世帯あたり1600ドルの税還付と法人税減税が含まれているとのことです。

現在、世界経済の中で以下4タイプの国があると思います。

①景気悪化で金融緩和&財政でリカバーを図る国
②景気悪化でも金融緩和も財政政策も出来ない国
③景気好調かつインフレ・バブルの心配が少なく、減税を検討してる国
④景気好調だがインフレ・バブルが心配な国

面白いことに、この1年の株価チャートを見ると、現在の下落が以下のタイプに対応しています。

①ボックス相場の中の下落
②下落トレンドの中の下落
③上昇トレンドの中の下落

現在、アメリカンスタンダードを中心としたグローバル・エコノミーは大きな転換期にあり、今後新しいパラダイムの元で世界経済は展開すると匠は予測しています。
したがって、これまでの常識や感覚で“ここまで下がったら反発するだろう”とか“今までの経験からして上がりすぎ”などという考えは大きな過ちを生む可能性があるとの認識を深めています。

世界経済も格差拡大の時代のようです。

“ここまで下がったら上がるだろう”とか、“これだけ上がったんだからもう下がるだろう”、という『だろう』運用は避けましょう。

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2008年1月16日 (水)

なぜマーケット予測は当たらないのか?

匠です。

米国株式もそうですが、日本株の下げが厳しくなっています。

直接、お話などさせていただいている方には、昨年より日本株についての厳しい見方を伝えていますし、戦略的にインド株式シフトを進めていた匠にとってはここまで想定通りの展開といえます。

ただ、日本株の下落スピード・幅が相対的に大きいと、「リバウンドで儲けよう」とか「空売り」はどうかなど、日本株マーケットで収益チャンスを窺う投資家も多いようです。

ここで匠が重要だと思うのは

『マーケットをどう理解しているか』

ということです。

多くの投資家は「わかっていること」と「わからないこと」の境界が曖昧ですし、かなり資産運用に詳しい方でも確率的事象のリスクと不確実性の違いを混同していたりします。

一般にプロと思われている経済評論家やエコノミスト・アナリストでさえ、このあたりの境界があやふやな気がします。

だからこそ、日本株の予想にコンセンサスが得られず、バラバラでしかも皆間違っていたりするのではないでしょうか。

なぜ、このようなことが起きるのか?

匠はあくまで仮説ではありますが、『マーケット』の本質を理解するアプローチ方法そのものに問題があると考えています。

つまり、彼らは現在主流である“新古典派経済学”(「最大化原理」と「均衡理論」でなりたっている)を基本的な立ち位置とし、物事を理解する方法として科学的方法すなわち、対象を要素に分解して、その性質を分析する方法(“還元主義”という)を取っていることに問題があるという見方です。

このアプローチ(企業業績や金利・為替動向などの要素を分析すること)では『マーケット』の本質を理解することは出来ないというのが匠の考えです。

なぜなら、『マーケット』というシステムは構成する要素の振る舞いのルールが、全体の経済によって動的に変化するシステムだからです。

言い換えると“マーケットは生きている”つまり自分で意思を持っているかのように振舞うということです。

そう考えると、現在のマーケット分析などを例えれば、人間の細胞を研究して、人間の行動を理解しようとしているようなものと言えるでしょう。

そして、この“人間”とか“マーケット”“社会”のシステムに対し1つの解釈を与えようとするのが

『複雑系』

という概念です。

『複雑系』のシステムについては、現在においてほとんど何もわかっていないというのが実情ですが、いくつかの特徴的な現象は知られています。
(カオス・フラクタル・自己組織的臨界状態・バタフライ効果など)

生きている『マーケット』というシステムを構成要素ではなく、システム自体の動的な秩序としてどう理解するかがポイントであると匠は考えます。

今現在、『複雑系』の概念は“科学”と認められないという意見もあるぐらいですから(複雑系の概念は現代科学の主流である還元的手法を否定している)、『複雑系経済学』をベースと考える匠の証券投資戦略は今のところ邪道と言えるかも知れません。

お客様にどう説明すれば、理解してもらえるのか・・・

匠の課題です。

参考:「複雑系入門」 井庭崇 福原義久 NTT出版

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2008年1月11日 (金)

『進歩』や『変化』ではなく『進化』する経済

匠です。

昨日、FTG Mail Newsにて“フィットネス・ランドスケープ”についてお話しました。

その中で『進化』ということに触れましたが、この『進化』という言葉、『進歩』や『変化』と間違われやすいので注意です。

※進化には進歩のような前進的な意味はない
※変わるものが変わるのは単なる変化、進化は変化と違い不可逆性である

匠はこの2008年、世界のあらゆるシステム(政治・軍事的バランスなど)、とりわけ経済においてこの『進化』の臨界点に差し掛かってくるとの思いを強く感じています。

難しく言えば、複雑系科学における“自己組織的臨界状態”

簡単に言えば、雪崩が起きる寸前

ということです。

昨日1月10日、日経金融新聞“マーケットアイ”においてバンクハウス・メッツラーチーフエコノミスト エドガー・ヴァルク氏が言う

「為替レート変化の大波 変動相場制導入相次ぐ」

というのもそうだし、昨年のサブプライムローン問題、そしてSWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)の台頭もその一端だと思われます。

現代のグローバル化した世界経済は個々の要素の結びつきが強く、雪崩が起きた時(超臨界状態)、その規模は相当大きなものになるかもしれません。

匠の予想では、シュペングラーのいう“西洋文明の没落”が相当するのではないかと考えます。

このような進化する21世紀世界経済で肝に銘じておきたい言葉として

最も強い種や最も賢い種が生き残るのではなく、最も変化に順応できる種が生き残るのである。
~チャールズ・ダーウィン『種の起源(The Origin of Species)』~

をあげておきます。

日本という国がこの進化にどう対応するか(できるか)現時点では匠にはわかりません。

ただ、『退化』も『進化』のひとつの形であることを充分に意識して日本をポジティブに見なければならないと思います。

Mogura

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2008年1月 8日 (火)

インドに関する情報、インプットとアウトプット

匠です。

昨日、1月7日の日経新聞“仕事術”というコラムで、野村証券金融経済研究所チーフエコノミスト 木内登英さんが以下のような内容を話されていました。

顧客への情報提供(アウトプット)に多くの時間が割かれるため、情報収集(インプット)をいかに効率的に行うかが大事。
心がけているのは、アウトプットの時間に同時にインプットもしてしまうこと。
顧客との会話の中で様々な情報を仕入れる。

匠も全く同感で、実際お客様から様々な情報を得ています。

特に、最近はお客様から

「今度、仕事でムンバイに行くんだけど何か調べてきましょうか?」

などという本当にありがたい気遣いをいただいたり、このサイトの情報が役に立ちそうですよ!などサイトの紹介をいただいたり…

また、「今週号のアエラ読みましたか?」とインドの記事が載っていることを教えてもらったり

もちろん、匠も常に情報アンテナを張り巡らせて勉強しているつもりですが、全てのメディア・現地情報を一人でキャッチできるものではありません。

イメージとしては、お客様を含む匠の人的ネットワークがあらゆる場所でインド情報を断片的にキャッチ、それが匠に伝えられ、それらの情報全てを整理・統合・加工し高度なインテリジェンスにまとめられた上で、お客様や関係者にフィードバックされるという仕組みがほぼ自然に構築されてきたような気がします。

ということで、“こんな情報、匠さんはすでに知っているだろうな~”というものでも、あえて教えていただけるととても助かります。

皆様よろしくお願いいたします

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2008年1月 7日 (月)

新年予想外のお年玉~ダージリンティー シルバーティップス

匠です。

1月4日大発会午後、IFA個々に分けられた年賀状が匠の元に届きました。

皆様、本当にありがとうございます。

普段、怖い方から意外にユニークな年賀状をいただいたりして、気持ちが和みます。

年賀状でいつも驚かされるのは、BRICs経済研究所の門倉貴史さん

門倉さんの年賀状は芸術的で自らのHPにギャラリーもあります。

門倉貴史のギャラリー
http://www004.upp.so-net.ne.jp/kadokura/gallery.html

本の執筆、講演にあれほど忙しい方が、いつこのような素晴らしい絵を描くんでしょうか???

現在、日経新聞“私の履歴書”執筆中の前FRB議長アラン・グリーンスパンがプロのサックス奏者であったように、優秀な経済人・ビジネスマンというのは仕事以外でも何か秀でた物を持っているものかも知れません。

そして、今年(まだ始まったばかりですが)一番のサプライズは

メルマガ“インド・ガネーシャ通信”を通じて知見を得た

マカイバリ茶園アジア・日本総代理店 マカイバリジャパンさんから届いたプレゼント(お年玉?)

2007年秋摘み紅茶・オータムナルフラッシュ
シルバーティップス   有機JAS認定ダージリン紅茶
http://www.makaibari.co.jp/shopping/tea/akisilvertips.html

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(2007年秋摘み紅茶・オータムナルフラッシュ シルバーティップス)

家に帰って、早速いただきました。

マカイバリ紅茶の美味しいいれ方
http://www.makaibari.co.jp/chaba/irekata.html

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(ダージリンティー シルバーティップスと自家製ケーキ)

ダージリン紅茶は世界3大銘茶と呼ばれ、独特の味、香りがあります。
そしてマカイバリ茶園は、そのインド西ベンガル州ダージリンで無数の動物が野生のまま生息している自然の楽園の中にあるそうです。

匠の味覚・嗅覚には全くもって、もったいない紅茶ですが、その素晴らしい香りと味の向こうにインドの未来を夢見つつ、今年も『インド』の魅力を多くの方に伝えていきたいと思う匠であります。

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2008年1月 4日 (金)

大発会2008

皆様、あけましておめでとうございます。

匠です。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

日本株市場は年明け大発会から大荒れ模様です。

しかしながら、年末・年始、日本がお休みの間も取引が続いているインド株式市場では1月2日SENSEX指数が史上最高値を更新と“今年も春から縁起が良いや!”状態です。

格差問題が叫ばれる昨今ですが、インドの株価動向と日本の株価動向の格差が何処に由来するのか・・・

そこに、今年の資産運用で成功するためのヒントが隠されているような気がします。

Gane2008

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