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2008年5月29日 (木)

インド高成長の礎となったIIT設立

匠です。

昨日、第1回 India Stocks Nightにおきまして、1980年代から1990年代にかけてインドに電気技術者として駐在されていた大手電気メーカーのIさんより、当時のインドIT革命前夜の頃のお話を伺いました。

Iさんがおっしゃるには、インドのIT技術の礎は1951年のIIT(Indian Institutes of Technology:インド工科大学)設立から、その卒業生が米国へ移住しノウハウうを蓄積また発展させたことにあるといいます。

IITの実力は、“IITの試験に落ちたら、しかたなく米MIT(マサチューセッツ工科大学)に行く”と揶揄されるほどハイレベルであり、当時でも毎年100人以上のIIT卒業生が米国へ渡り、様々な企業や公的機関の重要ポジションを担ったのではないかと説明されました。

当時のインドは現在のような自由経済ではなく、社会主義的な計画経済であり、彼らが実力を発揮するために最先端技術を持つ自由な国家であるアメリカへと活躍の場を求めたのは当然の帰結であったかも知れません。

その後、インドは1991年の経済危機により、計画経済から自由経済へと大きく舵を切ります。

IIT卒業生も、インド国内で実力を発揮することが可能となり、1980年代に萌芽しつつあったインドIT産業がブレイクすることになります。

Iさんは、その過程を肌で感じていたそうです。

本当にたくさんの事をお聞きしたので、簡単にまとめきれるものではありませんが、インドの成長は単なる偶然ではなく、学問の重要性を認識していた国家の戦略があってこその必然的帰結であると再度理解できたお話しでした。

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2008年5月23日 (金)

インフレへの処方箋となるもう一つの資産

匠です。

昨日の記事でインフレヘッジの為の資産である商品投資が、更なるインフレを助長し自分で自分の首を絞めかねないということについてお話いたしました。

商品投資以外でインフレヘッジとなりえる資産はあるか?

匠はあると考えます。

それは、原油及び資源を採掘する企業の株式であったり、農業に関連した企業の株式です。

もっと言えば、原油に変わる代替エネルギー(太陽・風力)や農産物の生産性向上(肥料や種子の開発、灌漑設備等インフラ整備)に関連する企業の株式に投資することです。

日本にもいくつか興味深い企業がありますが、世界を見渡せば、あまり知られていないものの、このような分野で非常に高度な技術を持っている企業がいくつもあります。

匠としては商品ファンドへの投資を推奨するより、このような企業の株式をポートフォリオに組み込むことでインフレ耐性を持った資産運用を案内したいと考えています。

昨日お話ししたITバブル期でも、携帯電話用半導体の需要に供給が追いつかず、価格が急騰したことがありましたが、設備が整えば充分な供給体制はタイムラグを伴うものの出来ます。

現在、エネルギーや穀物等の需給バランス悪化によりインフレの高進が懸念されていますが、上記の創造的企業等によって供給体制が整備されればインフレは沈静化するのではないでしょうか。

このような投資こそ自らを助ける投資になるものと匠は期待しています。

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2008年5月22日 (木)

実需と仮儒、投資と投機

匠です。

NYの原油先物相場(WTI)は1バレル当たり130ドル台を突破してきました。
この事態は現在世界で進行しつつあるインフレ懸念を増進させ、世界景気の足かせとなることが心配されます。

ちなみに本日の日経新聞によると、今年の原油価格見通しを

・ゴールドマンサックス:107ドル→141ドルへ修正
・クレディスイス:91ドル→120ドル
・ブーン ピケンズ(米投資家):150ドル

と予想しているそうです。

この予想の修正の仕方、そして各評価主体のバラツキを見て、匠はある時期を思い出します。

それは、1990年代後半に起きたITバブルです。
 
当時、携帯電話やインターネットの拡がりは、そのスピードを予想するのが難しく、関連企業の企業業績そして企業価値(株式価値)の算定評価は前提条件の取りかたによって各評価主体ごとバラバラ、後にITバブルと呼ばれる投機的相場により値付けされた株価を正当化する為にこじつけたような前提条件や評価手法が散見されました。

以前、客観的評価が難しくコンセンサスにバラツキが出るものほどバブル化しやすいという研究レポートを読んだ記憶があります。

そう考えると、原油価格のファンダメンタルズファクターは、需要面で世界の経済成長他、代替エネルギーの開発状況等、供給面で採掘量・埋蔵量他、精製設備の稼動状況、地政学的状況など統一した客観的評価が難しく原油の市場価格はボラタイルな動きになりやすいマーケットと考えられます。

結論から言えば、匠は現在の原油相場は投機的な色彩が強く、現実の需給を反映しているとは思えません。

匠に言わせれば、現物で受渡されたら困る、決済を前提とした商品への投資行動は投機と定義されます。

株式の信用取引なら期日に現物で受渡されても、保管コストもわずかですし、配当が期待できるものもあるかも知れません。
しかし、原油先物などで現物で受渡されても、石油会社などでなければ膨大な保管コストが掛かる上、原油自体は何も生み出さないのです。

最近、資産運用というものを考える中で、株式や債権という伝統的な資産に加えて、商品への投資を検討すべきではないかという意見が増えているようです。

確かに、目の前のインフレ懸念を考えるとダイレクトにヘッジ可能なそれらの商品ファンドを資産運用に組入れることは自然な流れです。

しかし、それは自分で自分の首を絞めることにならないでしょうか?

ちなみに日経新聞2007年11月22日朝刊によると、各資産のマーケットサイズは

世界の株式市場(時価総額):7200兆円(07年10月時点)
世界の債券市場:5500兆円
米国の原油先物市場:14兆円

日本の投資信託で最も有名と思われるグローバルソブリンその純資産残高は5兆円強、ちょっとした投資信託でも純資産1000億円ぐらいのものは数多くあります。
このことから商品相場への投資がマーケットに及ぼすインパクトは株式などとは違い、決して小さくないと思われます。

自らの投資アドバイスが商品価格高騰を煽り、その為にインフレや食糧危機を助長し、非資源国・非農業国の貧困を加速する投資を推奨すべきなのか?

次回、インフレへの処方箋となるもう一つの資産にて、匠の考えを述べたいと思います。

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2008年5月14日 (水)

資産運用に関する原理主義

匠です。

どうも最近、モダンポートフォリオ理論の知識が普及したことで、長期・分散投資、インデックスファンド、ドルコスト平均法、ロスカットルールなどが資産運用の王道で、この王道に反したやり方は間違っていると指摘する投資本やサイトを見かけます。

 

でもその考え方は本当に正しいのでしょうか?

 

短期・集中型の投資スタイルで儲けた方もいらっしゃるでしょうし、ウォーレン・バフェット氏のような正統派の投資家はロスカットなどしないどころか、安ければ買い増すかもしれません。

匠から見て、前述の考えを頑なに支持する投資家達はバートン・マルキール氏の『ウォール街のランダム・ウォーカー』を原点としたMPT(モダンポートフォリオ理論)原理主義と言えそうです。

匠はMPT(モダンポートフォリオ理論)原理主義のやり方が間違いだと言っているのではありません。

ただ、他の方法論は間違いと切り捨てるのはおかしいと考えているわけです。

世界的に著名な投資家を見回しても、ウォーレン・バフェット氏はブラジル通貨・債権で、ジム・ロジャーズ氏は商品で、ジョージ・ソロス氏はインド株式でここ数年間高いパフォーマンスを得ており、その方法論はバラバラと言っていいでしょう。

 

投資家には、それぞれの投資家なりに相応しい資産運用方法があるのではないかと匠は思っています。

それゆえ、匠はお客様とよくお話をしながらオーダーメイドで運用プランを作っていくのです。

その過程では、匠が考える資産運用論についても意見を交わすことがあります。

匠の考える資産運用論については、以前にも『匠's 証券投資論』をこのブログにアップしましたが、ちょっと難しくてよくわからないとの指摘を受けました。

これを、なんとかわかりやすく伝えられないかというのは匠がずっと考えている課題であります。

 
 
そんな時、読んだのが、関西弁をしゃべるインドの神様「ガネーシャ」が成功へ導く?というエンターテイメント系自己啓発本『夢をかなえるゾウ』でした。

お硬くなりがちな人生論みたいなものが、楽しくわかりやすく感動的に書かれています。

 

資産運用の方法論についてもこういう風にわかりやすく、読んで面白く書けたら…

 

そこで、この本の中でガネーシャも“お客さんの為に模倣するんやで”と言ってくれてましたので(?)、お言葉に甘え、匠流にアレンジした『ガネーシャ式資産運用法』に挑戦してみました。

明日より全48回予定で毎日アップする予定です。

もしよかったら読んでくださいね!

『ガネーシャ式資産運用法』は、残念ながら中止削除要請がありました関係で新規のアップロードを中止、途中までのものは削除いたしました。
ご迷惑をおかけいたしました方々申し訳ありませんでした。
また、途中まで楽しみにご覧いただいた方々にもお詫び申し上げます。
またいずれの折にか
再度内容を変更してチャレンジするつもりですので、その節はよろしくお願いいたします。

 

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2008年5月13日 (火)

第1回 India Stocks Night開催 参加者募集

匠です。

以前よりインド株式に興味のある人達どうしで情報交換会みたいな交流会ができたらいいなと思っていたのですが、この度、何人かのご協力を得て

『第1回 India Stocks Night(インド情報交換会)』

という独立系証券マン日記オフ会を開催することと決定いたしました。

日時:5月28日19:00~21:00
場所:東京都中央区日本橋界隈のインド料理屋さんを予定
参加費用:飲んで食べて3000円ぐらいを予定してます。
参加条件:インドに興味のある方、株式等資産運用に興味のある方なら誰でもOKです。みんなで楽しく盛り上がりましょう!

参加申込方法

5月26日AM10:00までに、こちらのページ(終了しました)よりお名前、メールアドレスをご記入の上お申込ください。
参加申込人数を確認してインド料理屋さんに予約を入れた後、開催場所をメールにてご連絡いたします。

以上よろしくお願いいたします。

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2008年5月 9日 (金)

インド経済の情報について

匠です。

記事がとびとびになってすいません。
近々、新企画の記事を公開したいと思って作業中ですのでご勘弁ください。

さて話しはとびますが、このブログでも度々お話ししている『インド経済情報』

情報源は様々なのですが、このブログの読者の皆様、そして匠のお客様及び関係者方々からも貴重な情報をいただいております。

改めて、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

いただく情報は、匠が知っているものもあれば、そうでないものもあります。
それでも“こんなのはもう知っているかな?”と思わないで、コメント・メールなど、どしどし情報をお寄せ下さい。

このブログは、そういった『インド経済情報』のハブの役目もあります。
よろしくお願い申し上げます。

以下、参考に匠がチェックしているメディアやサイト、メルマガなど記しておきます。

●新聞

・日経新聞等

●メルマガ

・インドの今を知る! 一歩先読むビジネスのヒント!
http://archive.mag2.com/0000169005/index.html

・インド・ガネーシャ通信
http://archive.mag2.com/0000073045/index.html

・インド株・インド経済ジャーナル
http://blog.mag2.com/m/log/0000172900/

●Webサイト

・インド株式オンライン
http://indokeizai.com/

・インドチャネル
http://www.indochannel.jp/

・門倉貴史のBRICs経済研究所
http://ameblo.jp/kadokura4/

・いちカイにヤリ 投資世代(ロシア株、インド株、中国株、ブラジル株、ADR、BRICs)
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550

・さまよえる団塊世代
http://dankaisedai.iza.ne.jp/blog/
 
・ヴォイス・オブ・インディア
http://www.voiceofindia.co.jp/component/option,com_frontpage/Itemid,1/

・インド新聞-日本語で読むインドニュース
http://indonews.jp/

●他

日印協会発行の月刊インド、各証券会社・投資信託会社の調査レポート、QUICKニュース、ブルームバーグニュース、など

以上、よろしくお願いいたします。

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