元本保証より一歩前へ進む
世界的に株式市場が荒れると当然のことながら資産運用も安定志向になりがちです。
特に過去資産運用で痛手を被った投資家は、預貯金の他、元本保証の金融商品以外は不安で…という方も多いと思います。
元本保証とは、運用期間全てにわたり、投資した金額(元本)の額が減らない(元本割れしない)ことを保証することです。
よって正確に言うと国債等は元本保証ではありません。
なぜなら、金利上昇時には国債の価格が下がるからです。(個人向け国債、物価連動債などは除く)
しかしながら、国債は満期時に額面で償還されることが決まっています。(債務不履行[デフォルト]がなければ)
額面以下で購入、あるいは金利を含めた回収金額で考えるなら、国債は償還まで保有した場合、投資金額を下回ることはまずないと考えられます。
このように、元本保証ではないが、ある一定期間後に投資金額が保証される金融商品で注目されるのが年金原資保証型と言われる変額年金保険です。
比較的多いと見られるのが、据え置き期間10年の変額年金保険で、中身に投資信託を用い、10年後運用成果がマイナスであっても投資額は保証され、その後年金受取りか、一括受取りか選択できるものです。
更には、運用中の利益を確保し最低保証額が上がるステップアップ保証付のものもあり、使い方によっては非常に有効な投資対象であると考えます。
ただし、この年金原資保証型変額年金という商品は、投資信託の運用費用に加え、投資金額を保証する保険費用部分が年2%程度かかり、全体で年3%前後のコストがかかります。
また、株式資産の組入れが制限されているものも多いことから、高いパフォーマンスを期待することは難しいと思われます。
しかしながら、外貨資産に対する制限がないものもあり、日本経済の不要なリスクをヘッジしつつ購買力を保つ手法としては優れているのではと注目しています。
個人的には、ハイパフォーマンスを求めるインド株式投資のポジションとの組み合わせに興味深いものを感じています。
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