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2008年7月 9日 (水)

過去の代表的なインフレについて

A型:需要インフレ(ディマンド・ブル・インフレ)
1955年以降の日本の高度経済成長時代が代表的な例、「三種の神器」をはじめとする耐久消費財が急速に普及、マイルド・インフレ状態の中、需要増大を背景とし年率10%を超える経済成長を遂げました。

B型:供給インフレ(コスト・プッシュ・インフレ)
日本において、1973年~74年および1979年の2回にわたりオイルショックによる一時的に急激なインフレが発生しました。
1974年、消費者物価指数で23%の上昇となり、インフレ抑制のために公定歩合の引き上げが行われ、企業の設備投資などが抑制。
結果1974年は-1.2%と戦後初めて、マイナス成長を経験し、高度経済成長がここに終焉を迎えました。

C型:資産インフレ
日本の経済史上で1980年代後半~1990年代初頭にかけてみられたインフレです。
過剰な投機熱による資産価格の高騰(バブル経済)によって支えられ、その崩壊とともに急激に後退。
その後の平成不況(複合不況、失われた10年)の引き金となりました。

ハイパー・インフレ
1988年、アルゼンチンでは経済成長の後退からハイパーインフレが発生。
1989年には対前年比50倍の物価上昇が見られ、1992年にアルゼンチン・ペソと米ドル間の固定相場制を導入するまで、経済が大混乱となりました。
国家財政の破綻はもちろんのこと庶民のタンス預金は紙屑同然となりました。

スタグフレーション(stagflation)
1973~1974年の第1次オイルショック、1979年の第2次オイルショックでは多くの先進国がスタグフレーションに悩まされました。
1980年代に入って石油価格がほぼ半値まで低下して、スタグフレーションから脱却することに成功しています。
生産設備や生産工程の見直し、省エネルギー運動もその一因です。

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